住宅ローンの借り換え相談

住宅ローンの借り換えを検討する際、さまざまなサービスがあるのでどこを選んで良いのか悩む方も多いようです。
そのときは各金融機関が用意している相談窓口を利用したいところです。
相談窓口は無料で借り入れ状況、ローンのシミュレーションをしてくれます。
特に長期ローンである住宅ローンは分からないことも多いですし、ローン以外の支払いがどうなるのかも注意したいところです。
相談する際に注意したいのが持っていくものです。
現在のローンの証券、支払状況、他の借り入れ状況などをまとめて持って行くとよいです。
どの書類もシミュレーションには重要な要素ですし、はっきりしないとシミュレーション結果が大幅にずれてしまいます。
ただし、シミュレーションが良くても実際に契約できるかは別です。
これは借入状況が各金融機関でどの程度まで許されるかが違うからです。
また、借り入れができなくても現在のローンは続けられますので心配いりません。
住宅ローンの借り入れを違う銀行で行う場合は金利負担を特に注意したいところです。
多くのローンの借り換えでは同行の場合は金利負担が優遇されるケースが多いからです。
同行の借入金利を確認せずに他行を利用するのはとてももったいないケースが多くなります。
事前に金利をしっかり確認してから選びたいものです。
また、金利以外に各種手数料、特に繰り上げ返済の手数料が高いケースも多いです。
手数料は金融機関でかなり異なりますので事前確認が大事です。
住宅ローンの借り換えの注意点について
住宅ローンの借り換えの注意点として何が考えられるでしょうか。まず注意したいのが借り換えの手数料です。
たとえ借り換え時に金利が下がり返済額が抑えられるとしても逆に手数料が何十万円もかかってしまってはどうしても借り換えに躊躇してしまいます。
これに比べてネット銀行の住宅ローンは安く借り換えができるので現在人気が高まっています。
次に借り換えで注意したいのは、固定金利から変動金利に切り替えようと考えている場合です。
そもそも固定金利は変動金利よりも通常金利が1%以上高くなっています。
そのため、借り換えを機に変動金利に変更したいと考える人が多いのです。
現在変動金利は非常に低水準であるために、これから変動金利に切り替えてもこれ以上に金利が下がるとは思えません。
このため、変動金利に変更するメリットがあまりないのです。
むしろ逆に上がっていくことは考えられます。
このことから固定金利の方がたとえ1%以上金利が高くても長期的に見るとかなり低い水準にあります。
このため、安全を見て固定金利のままにしておくほうが良いでしょう。
これ以外に借り換えで注意したいことは、借り換え時に預けた保証料は帰ってこないということです。
実際に35年ローンで5年返済した程度では預けた額の50%、10年返済で30%しか戻ってきません。
このため、保証料が戻ってくるからそれを借り換え時の手数料に回そうとしてもそれ程まとまった金額は戻ってきませんのでご注意ください。